7月21日。この山にカミサンと三和峠(1,200m)から登りました。道中はミズナラ・カエデ・シラカバ・カラマツなど、多くの樹木に囲まれた歩きやすい道で、涼しい風がほてった身体を吹き抜けます。目の高さにはノリウツギやヤマアジサイが清楚な花をつけ、足元にはウツボクサの鮮やかな紫が点々とつづいています。70分余で着いた山頂には、多くの小学生がにぎやかに弁当を広げていました。肝心の展望は、青空は広がっているのに、遠い山際には厚い雲が重なり、鹿島槍・五竜・白馬など、北ア北部の山の頭頂部がのぞいていただけでした。
下山して大町のOさん宅に向かいました。もともと、この時期に信州に来たのは、カミサンが働いていたころの「同窓会」が、今年は立山と大町を舞台に催される計画だったから。世話役のOさんやNさんは、関西の人で、のちにこちらに移住されたものです。しかし、先の第6号台風で、関西の同窓生が来れなくなったので、ことしの「同窓会」は中止。しかし、台風前からこちらに来ていたカミサンは、OさんNさんのほか、関東のTさんの4人で、予約していたOさん宅そばのペンションで「縮小同窓会」を実施することにしたのでした。カミサンをOさん宅に送ってきた私は、Nさんのご主人とともに、Oさんの御主人の手料理のご相伴にあずかり、泊めてもらうことになったのです。Oさんのご主人も、Nさんのご主人も昔からのなじみですから、私たちも「同窓会」をやっているようなものといえましょう。
それにしても、Oさんの大町のお住まいは、古民家の材木を使って建てられた見事ものでした。しかも、窓を開けば餓鬼岳から白馬までの大パノラマが広がります。Oさんのご主人の手料理は玄人はだしです。夜が更けるまで、銘酒をいただきながら歓談しました。
写真は上から聖山の赤い木の実、Oさん宅の食堂、手料理の一部。
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