2011年12月27日火曜日

あわただしい師走

 12月は大掃除。一間ものの脚立を屋内に持ち込んで、梁や鴨居のすす払い。網戸はすべてカーポートに並べ、石鹸水で洗って水ですすぐ。連日降ってくる落ち葉を拾い、浴室の排水溝は、水枡を取り出してヘドロをさらえる。仕上げは、近くの山で採集してきた、蔓と赤い実を点けた千両の小枝を使って、カミサンが正月飾り用リースにしつらえて、玄関に架ける。

 あわただしいのは「原発推進派」の動き。原発被災者は先の見通しが立たなくて苦しんでいる最中で、原子炉はどうなっているかわからないというのに、「原発事故収束宣言」を出す(12/17)。少し前には、ヨルダン・ロシア・韓国・ベトナムへの原発輸出に備えた「原子力協定」の強行する。また、来年度の予算案には、原発立地対策1,388億円、高速増殖炉実用化研究費2,359億円など、4,188億円を閣議決定するなど、暴走に次ぐ暴走です。来年は、これをなんとしても食い止めなくてはなりません。

 温かった11月も過ぎて、師走に入ると、当地でもぐんと冷え込むようになり、26日に登った九千部山は右写真のように銀世界でした。

2011年12月6日火曜日

原発で発電した電気は買わぬー城南信用金庫

 12月3日付「しんぶん 赤旗」は、東京品川区に本店を置く城南信用金庫が85の店舗のうち、技術的な問題で困難な店舗を除く77店舗で、東電との電力供給契約を解約し、原発を使わない民間電力会社(PPS=特定規模電気事業者)の電力に切り替えることにしたと報じました。そして「信用金庫は、地域を守り発展させることが原点ですから、電力料金が安くなり、一般のビル、中小企業でも簡単にできる、この取り組みを営業活動の中でも呼びかけ、国民運動として展開したい」(要旨)との同金庫・吉原理事長の談話も伝えました。因みに、同金庫はHPでも、トップページで脱原発を社是とし、地域の中小企業や個人顧客の利益を守り、財テクやマネーゲームに走らないことなどの経営方針を掲げています。

 私も城南信金にならって、原発再開・推進に熱心な九電と縁を切り、原発を使わない電気会社に変えたいです。そしてそうはいかないのなら、せめて九電が原発以外で発電した電気を選択・利用できるようにしてもらいたい。 
 
 もうひとつ。3.11以後、徐々に明らかになってきたように、各電力会社は、これまで原発を維持・推進するため、政・官・財界・学会・マスコミなどの「原発利益共同体」と原発立地地域に、湯水のようにオカネをばらまいてきました。その原資は、悔しいけれど、私たちの税金と電気料金によっています。
 九電から毎月もらう「電気使用量のお知らせ」には、内訳欄に「太陽光発電促進付加金」が記載されいますが、同じように、毎月支払っている電気料金のうち、いくらが「原発関係費」なのか、ユーザーに知らせるのを私は求めます。
 おかしいでしょうか?

 11月25日は坊主川を辿って金山(967m)へ登り、12月5日は車谷を遡行して脊振山・矢筈峠(910m)に立ちました。両山とも家に近い脊振山域に属しますが、山域の北面、福岡市側は南側と対照的に激しく切れ落ち、清流豊かで魅力的な谷がいくつも走り、その傍に細い登山道が付いています。で、南側の私の住む町からだと、山腹のスーパー林道と稜線近くまで延びている車道を利用して、稜線近くまで車で上がり、いったん福岡市側の登山口まで下り、谷沿いのルートを登りました。両日とも穏やかな天気で、しかも気の置けない古い友人といっしょでしたから、伸びやかな登山を楽しみました。また、山行間隔が短いせいか、膝の具合も比較的スムースでした。

 写真は黄金色に輝く、メタセコイヤの紅葉です。12月5日撮影しました。