2012年1月8日日曜日

息子と2回の山行

「雪山に登る」は、帰省してきた息子のこれまでにない目標で、これに付き合って、1月5日には八女の御前岳(1209m)釈迦岳(1229.5m)を縦走しました。息子は長女にもこの計画を伝えていたとみえ、当日あさ西鉄電車駅で合流、車で登山口の「杣の里」に向かいました。子ども(ふたりとも相当な成人です)といっしょに山登りをするのは初めてのことです。

 肝心の雪は、さいわい手ごろな厚さに積り、山頂近くには霧氷も発達していました。ふたりの子どもにとっては初めて見る霧氷です。登山靴にアイゼンを装着して歩くのもはじめてです。息子は長女を思いやって、時々肩やザックに着いた雪をはらってやっています。山行は、ふたりに強い印象を刻んだようです。
 1月7日は息子とふたりで、阿蘇山仙酔尾根から高岳(1592m)に登り、中岳(1506m)へ縦走しました。こちらは無風で雲ひとつない好天でしたが、積雪は薄く、アイゼンを装着する機会はありませんでした。しかし、高岳稜線に着くと、息子は私と別れて天狗の舞台と東峰を往復するなど、冬山登山を大いに楽しんだ様子でした。これで息子は、年末の久住登山に加えて、3回の山行を果たし、10日からは仕事に戻りますが、帰省の目的は十分に果たして満足した模様です。

 昨年から、山道具を息子に徐々に譲ってきて、感じてはいましたが、3回の山行に付きあって、私は自分の衰えをあらためて痛感しました。しかし、ちょうどよい時期に後継者が現われたのは、実にタイムリーだと思います。

 写真上は霧氷の釈迦岳、下は雪を付けた阿蘇・高岳の岩稜



2012年1月1日日曜日

持ち出し「家族会」と久住山登山

例年3人の子ども一家が我が家に集まって、「正月祝い」をしてきましたが、今年はカミサンの提唱で、場所は天瀬温泉の貸別荘、日どりは師走30日に変えて「家族会」を実施。子どもの受験を控えている長女一家は、残念ながら参加しませんでしたが、三家族8人が楽しい一夜を過ごしました。私はカミサンの提唱に、当初賛成ではありませんでしたが、会場を持ちだすと、オヤジの出番はめっきり少なく、出席者全員が平等で、のびやかにふるまうところがいいと思ったところです。

 31日は、昨年から減量を目的に山登りをはじめた息子が、帰省したこの機会に、雪の久住山を体験したいというので、他の一行はまだ寝ているうちに別荘を出て、旧天瀬町役場で息子の友人と合流したうえ、赤川から久住山に登りました。しかし肝心の積雪は、このところの好天でほとんどありません。代わりに冬山とは思えぬ、無風で目の覚めるような蒼空。九重山域の山々はもとより、阿蘇・祖母・由布などが手に取るように見え、爽快このうえなし。11:20分予定より早く山頂着。息子と友人はこの際、天狗ヶ城と中岳も極めるというので、私は稲星別れから池の小屋に行って、昼飯のカレーうどんを用意し、二人が下山してくるのを待って合流し食後下山しました。


 多くの方から早々に賀状をいただきました。ありがとうございました。私の方は、なんとなく「おめでとう」という気にならず、別褐の体裁になりました。カミサンも偶然同じだったようです。