2012年12月30日日曜日

共産党の後退と維新の会の躍進

 16日投票の衆議院選挙で、私は共産党を応援しましたが、前回総選挙から得票も議席も減らしました。まことに残念です。


 共産党は、選挙目当てに右往左往している他の一部の政党とは違って、具体的な方針を示したうえで、原発即時ゼロ、消費税・TPP・オスプレイ・憲法9条改正に明確に反対し、政党助成金は憲法違反の疑いが濃いとして、受け取りを拒否してきました。それにもかかわらず後退したのは、「自民か民主か、はたまた第三極か」と煽りつづけたマスコミの影響によるところが大きいのでしょうか。

 もっとも「圧勝」とされる自民党も、民意をより反映する比例区選挙で、09年の選挙から219万票減らしています。にもかかわらず「圧勝」したのは、小選挙区43%得票で79%の議席を獲得、というアンフェアな選挙制度によるものです。それに選挙期間中は、原発・消費税・TPP・オスプレイ・憲法などで態度をあいまいにして、国民を目くらまししていました。しかし、政権についたからには、そうはいきません。民主党が国民の「政権交代」への期待を裏切りつづけて、09年の選挙(比例)から2000万票以上減らして、歴史的な大敗を喫したこともこのことを推測させます。

 結局、今度の選挙で最も躍進したのは、原発推進・憲法改悪・新自由主義的な諸政策をかかげる日本維新の会です。私は共産党の後退と、維新の会の躍進に不吉なものを感じます。


アオキの実に雪が乗って
  明日はいよいよ大みそか、2013年はどんな年になるのでしょうか。
 来年もよろしくお願いします。



2012年12月12日水曜日

去年より2週間早い 九千部山の雪

 今年は12月に入る前から冷え込みが激しくなり、下着を着込んでがまんしてきましたが、朝食時はいよいよ限界に達して、暖房は欠かせなくなり、最初はエアコン、12月に入ってからは、灯油ストーブを使っています。


葉を落とした巨木の枝に雪

 一昨日、選挙カーに乗っているIさんから、「九千部山が真っ白に見えたよ」といわれて、昨日は急に思い立って登ってきました。なるほど、雪は高度500mくらいからぼつぼつ現れ、山頂周辺の原生林帯には、積雪5.6cmの純白の世界が広がっていました。帰宅して「わが山行記録」を開いてみると、去年は12月26日が今日(11日)と同じような状況だったようで、今年は2週間くらい季節が早く進んでいるようです。

 昨日の新聞・ラジオ(TVは観ていません)は、敦賀原発の原子炉直下を走る破砕帯(断層)などを調査していた原子力規制委員会と外部の専門家でつくる調査チームが、評価会合で全員活断層である可能性が高いことで一致した。原発の耐震設計審査指針では、活断層の上に原子炉建屋を建てられないと規定しているので、廃炉になる可能性があると報じました。さまざまな理屈をこねて、再稼働を目指す動きがありますが、「即時原発ゼロ」がもっとも現実的です。