2011年7月2日土曜日

反(脱)原発と原発維持(推進)

 経産相は停止中の原発再開にむけ、玄海原発が立地する佐賀県知事を訪ねて、「玄海2.3号機の安全性には国が責任を持つ」と表明。会談後、知事は「安全性の確認はクリアできた」と話して再開容認に姿勢を示した、と6月30日の朝日新聞トップ。福島原発の収束目途はたっていない、同事故原因の究明はこれからというのに、どんな「安全性」ですか? 退陣を表明している政府が、責任は持つというのも無責任じゃないですか? まるで田舎芝居!


 「反(脱)原発、自然エネルギー移行」の世論は、急速に高まりつつありますが、「原発を止めれば停電が増える」、「企業は海外に逃げ、経済成長が止まる」の恫喝まがいの声もかまびすしい。また、水力発電ではダム決壊で数万人の事故を出した例もある、火力発電の燃料となる石炭採掘では、落盤事故で多くの犠牲者を出している。原発だけが危ないのではない、と主張する「専門家」も目にとまりました。
 
 しかし、原発事故が他の事故と異なるのは、「フクシマ」の事故が示すように、いったん放射能が漏れたら、空・海・土地を限りなく汚染し、しかも何十年・何万年に亘ってそれが続くことです。それに、たとえ事故が起きなくとも、使用済み燃料や燃えカス(死の灰)を、安全に保管する方法は確立されていません。「あとは 野となれ 山となれ 」という無責任なことでいいのでしょうか。

 海外では、すでに反(脱)原発に踏み出した国が少なくありません。日本でもそれができないはずはありません。



 写真はカミサンが目下熱中している、桑の実ジャムのケーキです。

2 件のコメント:

  1. 美味しそうなケーキですね。桑の実とは懐かしいです。幼い頃、口が紫色になるまで食べて母親に赤痢になるよと脅されたころを思い出しました。昔、小学校の周りには桑の木が沢山ありましたが今は面影もありません。

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  2. ドイツではよく風車を見かけますし、Fukishima以降、再度脱原発に舵を切っていますが、一方で原発大国のフランスからエネルギーを買っています。
    原発は反対ですが、どうやって無くしていくか、というのは本当に大きな難題ですね。

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