2012年10月23日火曜日

自然のめぐみ 3

 写真上はオニヒシ。南筑後の水田に広がるクリークで栽培し、大タイヤに取り付けた、プラ盥に乗ってご近所さんが収穫されたもの。私が子どもの頃、秋の夕暮れ時「ヒーシ、ヒーシ」の呼び声に誘われて出てみると、姉さんかぶりのおばさんが、大きなざるを背負って売り歩いていたアレです。ただし、当時のヒシは親指くらいの大きさで、とげに注意しながら、そのまま噛んで身を食べていましたが、こちらはそうはいきません。6.7分ゆがいた後、包丁で半分に割って、中身を噛んだり、串先でかき出します。里芋のような、あっさり味です。

 今月の初旬に同窓会で帰省してきた弟のお土産は 、この時期、八ヶ岳山麓の家の前に落ちている山栗。こちらは出回っている栗の1/3くらいの大きさで、皮をむくのがやや面倒ですが、渋皮はそのまま食べて違和感がなく、味はぐっと濃い。久しぶりに炊いた、赤飯に入れておいしくいただきました。

 前に紹介した九千部山登山口で拾って来た銀杏は、一週間くらい水に浸してから、実を取り出し乾燥させ、殻に傷をつけて封筒に入れ、レンジで50秒くらいチンすると翡翠色になり、ビールのつまみにもってこい。カミサンから「あんまり食べると、身体に毒ですよ」と注意されながら賞味しています。

 暑かった夏が終わって、いつの間にか、庭のキンモクセイが(写真下)甘い香りをただよわせています。

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