2013年8月17日土曜日

 前に書いたように、私が「北八ッヒュッテ」に訪ねるようになって、今年は9年目です。はじめの頃は、周辺のガイドブックから、登ったことがない、なるべく星の多い(難度が高い)山を選んで、2日に1回くらいの割で登っていました。しかし、ここ数年は滞在中にハード山行1.2回、間隔も3日に1回くらいにペースダウン。今年は目標自体、最初の一週は「カミサン孝行」、後はなりゆきでの「ライトな山行き」としてきました。その結果、昨日までの21日の山行回数は7回ですが、ハード山行はありません。

 6回目山行は、辰野市郊外の大城山(1,027m)。山行にときどきご一緒するご婦人から、「樋口さんは山での道探しには強いけど、街中ではダメね」といわれたことがあります。山では遠くの山を見て方角を決められるのに、ランドマークのない街中では、そうはいかず、まして車で走っていると、瞬時に判断を迫られるので、難しいのです。大城山の登山口も、なかなか見つけられませんでした。車を停め、地もとの人2人に訊ねて、やっと登山口に到着しましたが、曲がるべき肝心の「上辰野」交差点標識が、走ってきた方から見ると「役場前」となっており、降りがけに見える逆方向からでは「上辰野」となっていました。これではいくらなんでも、私の能力だけの問題ではないでしょう。


大城山のアカマツ林
その大城山。「六月熊出没、要注意」の掲示を見た後、登山口を入るとすぐ、モミの巨木に迎えられ、それを過ぎると、見事なアカマツの林が山頂までつづいています。そうです。ここはマツタケ林、登山者にはいささか興ざめですが、道の両側には延々とビニールテープが貼ってあります。しかし、登山道は松葉が降り積もってふかふか。その上に、松ぼっくりがびっしり落ちています。昨年暮れ、地もとの公民館に勤めている次女が「公民館のクリスマス飾りに要るから、松ぼっくりを探してきて」といってきたことがありましたが、ここならわけなく持っていけるなどと考えながら、約35分で山頂に立ちました。途中でも山頂でも誰一人出会いませんでした。こうして6回目山行は楽々終了しました。

 昨日は弟と朝食後に、麦草峠から茶臼山―縞枯山―雨池―麦草峠と縦走しました。「風が変わったね」茶臼山の展望所で腰をおろしている時、弟がいいました。たしかにこれまでの風と違って、乾いて冷たいくらいの風が、ほてった身体を冷ましていきます。八ヶ岳ではまもなく、夏が終わって、季節は秋です。私も来週は久留米に帰ります。

縞枯山の縞枯現象

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