2013年10月29日火曜日

小学4年 港を写生して特高に拘束された


 昨日(28日)は古い友人のEさんと九千部山に登りました。ちょうどお昼時に山頂に着き弁当を広げていると、Eさんがザックから新聞の切り抜きを取り出して、「朝日新聞が『語り継ぐ戦争』というテーマで、読者の投書を募集して載せているけど、読んでいる?」と訊ねられる。私が、ずっと前に止めたので、読んでいないというと、「これは22日に載ったのだけど、怖ろしいのよ。あたし、友達に見せたいのだけどコピーができない。あなたして…」といって切り抜きを渡されました。老眼鏡を持っていないので、そのまま持ち帰り、今日初めて読んで、スキャンしましたが、なるほど怖ろしい。
 

私は投稿者と同世代で、戦争中学校から市役所の前にあった「肉弾三勇士」の像を見に行った記憶はありますが、妊娠していた母と、難病で寝たきりの弟の三人で、うきはの田舎に疎開し、野山で遊びほうけていたので、戦争について大した経験はありません。しかしEさんとは、これまで政治の話などしたことがなかったので、ちょっと意外、意外!  これこそ、いま焦点の「秘密保護法」の本質やんか。


「朝日新聞」10月22日付

2013年10月23日水曜日

十八番の柿とほうれん草の白和え


 昨夜届いた「うきは農民連」からの産直野菜。水菜・ほうれん草・サツマイモ・里芋のほか、特産の柿・梨などが入っていました。で、今夜は十八番の柿とほうれん草の白和えです。 

 すり鉢でゴマを擂り、手作りのみそ・ねりごま・はちみつ・固く絞った木綿豆腐を加えて衣を作り、湯がいたほうれん草とサイコロ状の柿を和える。生成りの衣と、ほうれん草の鮮やかなみどり、柿の橙色が食欲をそそり、これで飲む酒は、ひとしを胃の腑に沁みます。 

 17日は、なじみにしている九千部山の前山で、城山(494m)とよんでいる勝尾城(かつのお城)遺跡について、鳥栖市麓町コミュニティセンターで、教育委員会の研究員による講演会があると、次女が教えてくれたので出かけました。 

実が熟れた九千部山のサルトリイバラ
パワーポイントを使った講師の説明によると、1499年に入部した筑紫氏は、現在の登山口に主館を、城山山頂と周辺の山頂に山城や砦を築き、周辺には家臣や住民の居住域を設け、福岡・筑紫・肥前・筑後の一部などを広く治めたが、1586年九州全域の支配を目論む、薩摩の島津勢に敗れて敗退。以後、山城は廃城になったが、遺構は残って、国の文化財に指定されている由。説明を聞いて、城山を越えて登る九千部山行が、いちだんと味わいをアップした次第。今月はすでに3回(1回約5時間)登りました。 

それにしても物忘れがひどい! 10日福岡魚市場で仲卸をしている同期入社のご婦人に、パソコンで写真・イラストを使った文書を作る方法を教えに行った帰り、帚木蓬生「白い夏の墓標」を読みふけっているうち、網棚に置いたお土産を忘れて電車を降り、エスカレータが間もなく改札のフロアに着くころになって思い出して、血相を変えてエスカレータを逆走。ただし、ホームに上がった時には、電車はすでに発車済み。大牟田終点で確保されたお土産を受け取ったのは、1時時間半過ぎでした。お土産は、鯛・あわび・うに・やりいか・サーモンキャビアなどでしたから、失くしたら大損害でした。なお、「白い夏の墓標」は 遺伝子組み換えを扱った作品で、TPPにも関係するところがある作品です。

 一昨日は酒を温めるため、酒を注いだ銚子をレンジに入れてオンしたあと、シンクに洗いかけの鍋を認めて、洗っている内に酒はチン。沸騰していました。複数のことを並行してやるのがムリなのです。 

 15日国会開催。先の参議院選挙で躍進し、議案提案権を得た日本共産党は、さっそく参議院に「ブラック企業規制法案」を提出しました。消費税・原発・TPP・集団的自衛権・秘密保護法など、安倍自民党は暴走をつづけていますが、これに待ったをかけるのは、共産党をおいてほかにありません。私はこれを応援します。

2013年10月12日土曜日

トレーニングジム通い5年

 
 市「清掃センター」併設のトレーニングジムに、週2.3回1回につき1時間通って5年になる機会に、ジムのスタッフと「ジム友」に下の「感謝状」を書いて差し上げました。

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トレーニングジム」に通うようになって、今月末で満5年になります。ここまで続けてこられたのは、ひとえに、スタッフの方が、いつも温かく、親切に迎えて下さったからにほかなりません。本当にありがとうございました。厚くお礼を申し上げます。
 

ほかに、長年通ってきたおかげで、同じように熱心にトレーニングをなさっている、アベさんや葉山さんなど、多くの方と声を掛け合うようになりました。これも継続して通って来る力強い支えとなりました。したがって、これらの「ジム友」にも感謝しております。

九千部山のきのこ(本文と関係ありません)
 

 5年前、はじめてこちらに来た時には、山から下ってくるとき両膝が痛むので、近くの整形外科で、膝にヒアルロン酸注射を継続して施しており、若い時から続けてきた山登りを、止めるかどうかの瀬戸際でした。しかし注射を止めて、ジムでエアロバイクとレッグエクステンションを中心に、体重の増加を抑え、大腿四頭筋を強化することに努めた結果、およそ1年でこれを克服、一時は着用していた両膝のサポーターを、今では脱ぎ捨てで全く使用しておりません。
 

 それでも次には、昔は何でもなかったのに、少しでも長く歩いたり、重いザックを背負うと、腰が痛むようになり、2011年1月には整骨院で治療を受けました。またそのあとには、雪山登山の途中、両大腿に電気が走って、歩けなくなることも経験しました。このため、ジムでは従来のメニューに加えて、腹筋・背筋や大腿のストレッチを行うようにし、以来、数多くの山行を問題なくこなしてきました。このように、トレーニング効果が目に見えてあがったのも、ここまで続けてこられた原因です。
 

 こうして2003年に「日本百名山」を踏破した後、縁あって、2005年から八ヶ岳山麓で自由に過ごす機会を得たので、一年に1ヶ月以上向こうで過ごしていますが、この5年間に登った代表的な山行をあげると、次のようになります。 


2009

赤岳(往復約8時間)。四国の主な山を知る目的で積雪期一回を含む3回。

2010

大川内山・熊伏山など長野県南部の山。桂木場から木曽駒ヶ岳(片道約8時間)

2011

阿弥陀岳(往復約8時間)。扇沢―針の木岳・蓮華岳(片道約8時間)

2012

島々―徳本峠(約8時間)テント泊―霞沢岳往復―上高地・小梨平(約11時間)。磐梯山(往復約7時間)。

2013

天狗岳(往復約7時間)。大岳(往復約6時間)エビ山(群馬県)

 

 歩くペースは格段に遅くなりましたが、御覧のように、歩く時間(距離)・登る力は、まだ残っています。もっとも、先月の13日は77才の誕生日でしたから、この先の時間はそれほど長くはありますまい。今後は健康のために、ぼちぼちやっていきます。どうか、これからもよろしくお願いします。

20131010日 樋口 文男