2011年8月9日火曜日

息子と登った阿弥陀岳で






 昔は見向きもしなかったのに、このところの息子は、「減量のための山登り」にご執心である。私は針の木・蓮華から下山してきて、こちらでの山行は打ち止めにしようと思っていたのだが、「ヒュッテ」にやって来ていたその息子が、もう一本登ろうと誘うので、8月7日、八ヶ岳・阿弥陀岳(2,805m)にふたりで行った。



 少々早起きして、朝食後、登山口の舟山十字路まで車を走らせ、6:40スタート。カラマツの葉が散り敷いた、緩やかな御小屋尾根を登る。御小屋山着8:00。手元のコースタイムより30分は早い。断然気を良くして、山頂に近い、急坂で歩きにくい悪場では少し苦しんだが、その後も順調に登りつづけ、山頂着11:00。途中、他の登山者とはひとりも遇わなかったけれど、山頂には10人以上の登山者が休んでいた。行者小屋の方から登ってきたらしい。


 持参の昼飯を食べ、11:20から下りにかかったが、急坂の不動清水の手前で「ゲリラ驟雨」襲来。あわてて雨具を着けたが、登山道はたちまち小川と化して、難儀なことおびただしい。しかし、ゲリラはゲリラ、小1時間であがったので、落ち着いて舟山十字路に下山。14:30であった。




 息子とふたり山登りをして、緩やかなトレイルでは、山登りついては無論のこと、自らの健康のこと、家族や親族のこと、仕事や職場のこと、原発や不正規労働ことなど、さまざまなテーマを気どらずに対話した。その中で、私は今まで気付かなかった、息子の考えややさしさも発見し、ふたりの距離は少し縮んだように思う。息子の「減量山登り」も、道端の花や周囲の山に関心がいくようになり、「純正山登り」へ一ランク向上したようだ。


 写真は、8月4日針の木岳で写したチングルマです。
 

2 件のコメント:

  1. 羨ましいの一言
    息子さんとの山行で絆をお互いが大切にして
    山はいいですね 何故、同じ環境で同じ汗をかいて
    目指す頂上は同じ 山は素の心で付き合えます。

    舟山十字路から懐かしいです あそこもキツカルート
    ですすよ。
    でもhiwatashさんのポリシーからはこのルートを
    二人でしょうね・・流石、私の師匠

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  2. さっそくのコメントありがとう。

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