2013年5月2日木曜日

新緑の九千部山

薄みどりの森の中でミツバツツジ

 1日はメーデーでしたが、ひとりで九千部山に登ってきました。ことし9回目、夏には例年通り八ヶ岳を訪ねるつもりにしていますので、それまで何とか元気でいたいと思ってです。ことに膝がいけません。週3回を目途にジム通いをして、それなりに鍛えていますが、やはり山行間隔が20日以上空くと、下りてくるとき膝が痛みます。てき面にです。いい方法をご存知でしたら教えてください。

 さて、この日の九千部山にはさわやかな風が渡り、すべての木が薄みどりの葉を出し、静かな登山道を歩いていると、私の身体も染まりそうです。それにところどころに、薄紫のフジやミツバツツジの花が咲いていて、はっとさせられます。登山活動は、だいたい5時間で終わりますが、コーヒーなど飲みながら、もう少しじっととどまっていたい気分でした。

高木の下にミヤマシキミ
 先日、沖縄国際大学教授(前琉球新報論説委員長)前泊博盛編著「日米地位協定入門」(創元社2013.3刊)を読みました。実は、私も本の帯に書かれている●戦後70年たっても、なぜ米軍が日本にいるの?●米兵は罪を犯しても、なぜ逮捕されないの?●アメリカではできないオスプレイの訓練が、なぜ日本でできるの?●沖縄県民がこぞって反対している、危険な普天間基地をなぜ撤去できないの?(以上要約)など、問題が表面化するたびに疑問を持っていましたが、その根拠は憲法より上位の「日米地位協定」という法律に依るとわかって、正直、政府やアメリカのやり方にあきれました。全く、日本は独立国どころではなく、世界に例のない、アメリカの植民地・従属国です!

 おりも折、安部内閣は4月28日を「主権回復の日」として祝賀行事を行ないましたが、これほどのウソ・ペテンはありません。この日こそ「従属・屈辱の日」です。当日沖縄県民が抗議集会を開いたのも当然です。日本国憲法は「占領憲法」などと貶めながら、アメリカにはへつらって。私も心からの抗議を表明します。

0 件のコメント:

コメントを投稿