昨日弟は仕事でしたから、ひとりで天狗岳(2,646m)に登ってきました。登山口の唐沢鉱泉は、「ヒュッテ」から約10kの至近距離にあるなじみの場所。天気は薄曇り、山は靄っていましたが、昼近くからグングンよくなり、暑くなりました。帰宅した「ヒュッテ」の気温は26度でこの夏最高。これでも暑いと感じますから、猛暑の福岡がしのばれました。
第二展望所のジャコウソウ |
登山口から西尾根稜線、それに続く高度2,400m余の第1展望台へは急坂続きですが、50才登山者を想定している、昭文社地図のコースタイム95分より早い90分で突破、岩礫が重なった登路も無事通過して山頂着。9時半でした。しばらく休んだ後、吊尾根を渡って東天狗岳に登り、「天狗の奥庭」と称する岩礫帯を下りはじめてから、思いかけずに手間取りました。
花期が遅いバイケイソウ |
一昨日、白駒池の周囲の湿った、木道を歩く時も気になったのですが、大きさ・形状・間隔がさまざまの、デリケートな岩礫の上を渡って行くのに、自分の身体が傾いで不安定になるのです。このため、いきおい慎重となって時間がかかり、比例的にストレスは蓄積されます。そのうえ、ぎらぎら照りつける日差しに焙られ、のどは渇きます。コースタイム60分が90分もかかり、楽勝気分は一気に吹っ飛びました。
唐沢鉱泉に降りてきたのは午後1時。喉はからからで、普段は買ったことのない自販機の飲料水を買って喉を湿し、ヒュッテに帰ると、弟が間髪をいれず、ベランダにビールとタコ焼きとイカの揚げ物を出してくれたので、ようやく人ごごちがつきました。考えてみると、年齢76才。持久力はほどほどあっても、バランス感覚が年相応に衰えているというわけでしょう。
西天狗との鞍部から東天狗岳 |
この夏、10回(10日)は登ろうと思ってこちらにやってきて、天狗岳で4回消化しました。あと6回は自分の体力を考慮して計画しようと思います。
日本庭園と称される天狗の奥庭 |
秋を告げる花、トウヤクリンドウ |
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