2013年11月8日金曜日

NNNドキュメントが訴える 放射能の恐怖

 きのう暦では「立冬」でしたが、地元の九千部山は、秋真っ盛りです。照葉樹中心の同山ですが、山頂直下の自然林では、濃い緑の中にビビットな紅葉が混じっています。足元では、散り敷いた落ち葉が音を立て、シキミやイチゴは真っ赤な実をつけて、風にゆれています。

 さて、少し前になりましたが、10月28日放映の日本テレビのNNNドキュメント、「チェルノブイリから福島へ 未来への答案」、同じく11月4日放映の「消せない放射能 65年後の警鐘」は、放射能の深刻な被害を伝えて、改めて「原発ゼロ」の意をつよく感じさせられました。

 「チェルノブイリ…」は、爆発事故から27年が経ちましたが、放射能の威力は依然衰えず、廃炉作業は難航を極め、原子炉を覆っていた「石棺」は劣化し、これを覆う新しい石棺を作っている様子を描きます。周辺に住んでいた住民は強制移住を強いられ、相次ぐ病気に悩まされています。壊れかかった廃屋が散在する、草ぼうぼうの原野が、住民の悲しみを語ります。

 しかし画で見る限り、ウクライナ政府は(日本政府と比べ)住民の健康や暮らしに、まっとうな対策を講じており、廃炉作業についても、長引くことを見据えて、従事する技術者・労働者の育成に
取り組んでいるようで、場当たり的なフクシマとの違いも目立ちました。

 一方「消せない放射能…」。ロシアは半世紀以上前から、ウラル山脈の山懐に、マヤークと呼ぶ核関連施設を設け、プルトニュームを取り出し、高レベル放射性廃棄物を近くの川や湖に捨てていました。その結果、川下の住民の間に、手足のない子ども、膨れあがった頭を持つ子ども、首回りに巨大なこぶできるなどの奇病がつぎつぎに多発。政府は川岸を鉄条網で囲み、湖には土を被せたうえ、住民全員を強制移住させますが、移住先では仕事がなく、困難はつづいているという、深刻な実情を描いていきます。(このドキュメントは、以下のURLから、動画を観ることができます)http://www.at-douga.com/?p=9927

 
要するに、ふたつのドキュメントは、原発はいったん事故が起きればもはや手が付けられないし、廃炉にするにしても途方もない時間がかかる。「核のゴミ」は危険極まりない。核兵器もそうだが、原発も人間と共存することはできないと、静かに訴えます。

 当地では来る11月10日、福岡市で「さよなら原発 11・10九州沖縄集会」が開催されます。私たち夫婦も参加するつもりです。

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