だいぶ前ですが、11月3日は校区の敬老会でした。被招待者は77才以上、私は新入りです。当日はあいにく雨でしたが、久しぶりに背広にネクタイをしめ、会場の小学校体育館まで、カミさんに車で送ってもらい出席しました。式典では、日の丸を掲げた正面舞台に向かって国歌斉唱。つづいて市長(代読)・地区主催者・地区選出県議・市議などの、似たようなお祝いの言葉がつづき、次は日舞・大学生のマジック・くじ引きなどのアトラクション。ひと昔前にタイムスリップしたような、紋切り型の約2時間でした。ただし、ボランティアの親切で熱心なお世話には、頭が下がりました。
昼過ぎ、弁当と菓子をもらって帰ってきました。
主催者によると地区在住の77歳以上は約1,200人、式典出席者は約350人とのこと。翌日届いた地区の広報誌によると、地区の世帯数は5,754世帯、人口12,475人、うち男子6,144名とありました。77才以上はおおよそ1割というところのようです。
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23日付ネットの「共同」ニュースによれば、イチエフの放射能の影響を調べている、福島県の「県民健康管理委員会」の発表によれば、甲状腺がんと「確定」した子どもは、前月の18人から26人に増え、全員手術を受け経過は良好といい、星北斗座長は記者会見で「現時点で甲状腺がんが原発事故の影響で明らかに増えている訳ではないと理解している」と述べたと報じられています。
和田誠さんのイラストです |
では訊ねますが、甲状腺がんが子どもに頻発しているのは、どうしてですか? 1ヶ月の間に8人も増えたのはどうしてですか? 原発事故の影響ではないという根拠はなんですか?
福島の事故に関わっている国や自治体の医者や学者は、福島から北九州に避難してきた塚本さんが「10.11集会」で指摘したように、どうも放射線被曝を軽く見せようとしているように思えてなりません。
これも前々回のブログに書きましたように、事故から27年経ったチェルノブイリでも、半世紀以上前に「核のゴミ」を川や湖に捨てたロシアでも、放射能による各種の被害が、長期に亘って発生しています。アメリカの学者マンクーゾ博士は「放射線被曝は、交通事故と違って目に見えません。時間をかけて徐々に影響が現われてくるものです。結果が出るまで20年も30年もかかるんですよ。スロー・デス(時間をかけてやってくる死)を招くのです」(内橋克人「原発への警鐘」より)といっていますが、私たちはこれを明記すべきではないでしょうか。
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